戸愚呂・兄

-最高の悪役-

 この人は見事なまでに悪役だったね(なんか表現、変かもしれないけど)。
 姿形といい、言動といい、しぶとさといい、うすきみ悪さといい、みっともなさといい、死に際(といっても死んでない)といい、ここまでちゃんと悪役してくれると、安心できるなあ、ってくらい悪役(笑)。
 こういうキャラクター、冨樫先生のお気に入りっぽいよねぇ(苦笑)。
 この人はどうして妖怪になりたかったのかなあ。単純に、楽して強くなれそうだったからかな、やっぱ。
 一番、不思議なのは、ああいう兄に、あの弟がちゃんと従ってたってことだな(いくら兄ちゃんだからって、あそこまでつきあうことはないでしょう)。
 最初から最後まで、いっぺんの同情の余地もなく、悪役してて、最後にはちゃんと蔵馬にみっともなくやられてくれた……彼はすばらしい悪役である。うん。

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